『英検2級ってどんな試験?』
『使用したテキストは?』
『対策のための勉強時間は?』
などなど疑問に思う方も多いと思います。
この記事では、英検2級についてと合わせて僕が英検2級の対策で使用したテキストや
勉強時間、試験を受けた時の感想などもご紹介していきます。
この記事を読む事で、英検2級についてわかると思うので参考にしてみてください。
Contents
英検2級について
英検2級の推奨目安として、高校卒業程度となっています。
医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。
海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。
ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。
ライティングが加わります。
英検2級の一次試験の時間は、筆記が85分。リスニングが25分です。
試験は『読む、書く、聴く』の3技能に、それぞれ評価点を与えられています。
二次試験 2級: 460点(満点650)
英検2級の合格率ですが、現在は一次試験、二次試験共に公開されていません。
現在は公表されていないですが、2016年度の第1回検定⼀次試験だと34%
2016年度の第1回 ⼆次試験だと80.4%と英検から発表が出されています。
合格率がそれほど変わっていないとなると、一次試験では10人中3人程が合格となります。
合格率だけ見ると難しそうに思えるかもしれませんが、しっかり対策の勉強をすれば受かる試験です。
参考までに、僕の一次試験の結果はこんな感じでした。
Listening 561点(650点中)
Writing 633点(650点中)
合計1765点(満点1950)
全体で約9割の点数が取れて合格する事ができました。
感覚的に、最低限しか書けなかったライティングが高得点だったのはビックリです。
一次試験の合格基準は1950点中の1520点なので、単純計算すると約8割程の点数が必要だと思いますが
統計的手法でスコアを算出しているので、正当数で単純計算する事はできません。
なので、自己採点でパーセントを出してもあまり意味がないですね。
英検2級に合格するために必要な勉強時間
高校卒業程度の英語力が既にある方であれば、勉強時間は30時間~40時間程
対策すれば合格できるのではないかと思います。
まず、自分がどれくらい試験の問題を解けるのか確認してみて判断するのがいいと思います。
英検のHPへいくと過去問題を見る事ができます。
実際に過去問を解いてみて簡単に解けるレベルであれば、
どんな問題が出されるのか確認したり、ライティングの型やリスニングの対策をすれば、
一次試験は問題なく受かるはずです。
僕の場合、中学の時に英検3級を受けた記憶がうっすらとありますが見事に落ちてます。
中学の時は英語がとにかく苦手で、恥ずかしながら常に赤点だったので当然です。
なので2級の試験を申し込んだ時は、3級も受かっていない状況でした。
そんな僕が実際に勉強した時間は一次と二次の試験を合わせても、恐らく30時間程ですかね。
勉強時間としては、多い方ではないと思います。
一番の理由としては、同時期に予定されていた宅建の試験も
調子に乗って申し込みをしていたからです。
宅建の対策の勉強で精一杯になり、英検の対策の勉強どころではありませんでした。
はい、調子に乗った自分が完全に悪いです。
ただ英語に関しては、以前フィリピンへ英語留学をして基礎的な事から勉強しなおしていたのと
帰国後も定期的にオンライン英会話などを使って勉強を続けていたため、
そこまで勉強しなくても受かるだろうと思っていました。
学生の時から続いていた英語の苦手意識を克服していたわけです。
英検の試験の勉強も『さすがにそろそろ英検の対策もやらないとまずいな』と思い
試験の2週間前くらいになってようやく勉強を始めた感じです。
英検2級は高校卒業程度のレベルですが、全く対策せずに臨んでいたら、
それなりに難しい文法や単語、ライティングやリスニングの問題も出されるので
落ちていた可能性も高いですね。
対策は必ず必要だと思います。
英検2級の対策に使用したテキストなど
英検2級は語彙力が大事なので、2級に関しては単語を一番勉強しました。
他の購入したテキストは繰り返し勉強はしていませんが、対策としては有効でした。
そんな使用したテキストも全て紹介していきます。
改訂版 キクタン英検2級 (日本語)
1つ目は、改訂版 キクタン英検2級 (日本語)です。
有名なキクタンのテキストです。1120語収録されています。
英検2級の語彙数は、3800~5100程度と言われていますが
単語の対策としては、しっかり勉強すればキクタンのみでも大丈夫という印象です。
語彙力は大事なので、英検2級の対策で購入したテキストの中では一番使用しました。
1単語ずつ紙に書いて覚える方法だと時間がかかるので、基本は音声学習で
所々テキストを見ていき、最終的には全体の9割くらいは覚えたかと思います。
音声は、最初から最後まで何週も繰り返して聞きましたね。
英検2級の問題を解く上での最低限の単語力は身についたと思います。
7日間完成 英検2級予想問題ドリル 新試験対応版 (旺文社英検書)
2つ目は、7日間完成 英検2級予想問題ドリル 新試験対応版 (旺文社英検書)です。
僕の場合、試験の2週間前くらいから取りくんで
全部はできませんでしたが全体の8~9割くらいやりました。
1回だけしか解かなかったですが、分からない単語は紙にメモして
すき間時間などに見るようにしました。
このドリルではライティング、リスニングの練習もできたので良かったです。
英検2級をたった7日で総演習 予想問題集 新試験対応版 (学研英検シリーズ)
3つ目は、英検2級をたった7日で総演習 予想問題集 新試験対応版 (学研英検シリーズ)です。
こちらも短文、長文の語句空所の補充問題をはじめ
ライティングの構成や、どのように自分の意見を述べたらいいのか学ぶ事ができます。
解説も詳しいですし、CDも付いていてリスニングの対策もできます。
2次試験の面接の全体的な流れの説明の記載もありますよ。
タイトルに7日でとあるように、試験1週間前に取り組みましたが
全部終わらせる事ができました。
高校卒業程度の知識がある方であれば、一次試験の対策として
このテキストだけでもカバーできそうです。
NativeCamp. 英検®二次試験対策コース
テキストではないですが、NativeCamp. 英検®二次試験対策コースです。
レッスンが回数無制限で受けられる『NativeCamp』というオンライン英会話の
英検®二次試験対策コースを一次合格後に二次試験の対策として3回受講しました。
NativeCamp有料会員の方で、対策の授業を提供している講師を予約すれば受講できます。
講師によって金額は違いますが、予約には別途費用が掛かります。
英語での面接の試験は初めてだったので、少しでもどんな感じなのか雰囲気が
掴めますし面接の流れも理解できます。
1レッスン25分間あるので、面接を通してした後には改善した方が良い所などを
教えてくれるので受講して良かったと思います。
レッスン回数を無制限に受けれてコストパフォーマンスも良いので
英検の対策だけではなく英会話を伸ばしたい人にもお勧めできます。
英検2級一次試験の感想
試験を受けてみて『落ちたー』とは思わなかったです。
個人的には、なんとか合格できただろうという感じでした。
しっかり勉強して臨めば、全く問題ないと思います。
試験の会場に行くと、殆ど中学~高校生くらいの学生の方ばかりでびっくりしましたね。
大人の方もいましたが、数的には少なかったです。もっと大人の方が多いと思っていました。
感覚的に学生9割、大人1割くらいでしょうか。
中には小学生くらいの子も何人か見えましたね。
2級といっても高校卒業程度の知識が問われる試験なので
こんな小さな子も受験するのかと驚きました。
小学校でも英語の授業が行われるようになり、英語教育に熱心な
お子さんも増えているんでしょうね。
日本英語検定協会のページを見ると、英検全体の受験状況を見る事ができます。
2018年度実施分(2018年4月1日~2019年3月31日)だと全体で3,855,068人が受験してます。
小学生以下も414,502人もいます。
全体の約10%なので、10人に1人は小学生以下です。
その他(大人など)が399,214人で、こちらも全体の約10%です。
中学・高等学校(高専含む)が2,964,666人なので、全体の約76%を占めています。
英検2級のレベルは高校卒業程度なので、どの会場でも学生の方が大半と想定されます。
社会人の方が試験を受ける場合は、学生の時に戻った気分を味わえると思いますよ。
いかがでしたか?
英検2級の試験は、しっかり対策して臨めば問題なく合格できる試験です。
これから試験を受ける人は、合格できるよう頑張ってください。
少しでも参考になったら嬉しいです。
〇英検2級の一次試験の合格率の目安は約30%、二次試験は約80%
〇高校卒業程度の英語力があれば、対策の勉強時間の目安は30時間~40時間程
〇対策に使用したテキストなど
・改訂版 キクタン英検2級 (日本語)
・日間完成 英検2級予想問題ドリル 新試験対応版 (旺文社英検書)
・英検2級 を たった7日で総演習 予想問題集 新試験対応版 (学研英検シリーズ)
・NativeCamp. 英検®二次試験対策コース(二次試験の対策)